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20160719 [任天堂売買の失敗からの教訓記録]

20160719 [任天堂売買の失敗からの教訓記録]

<メモ記録>

今回、ポケモンGOのアメリカでのiTune APP1位獲得を受け、任天堂に大きな利益が生まれるのではないかと、株価が大幅上昇した。

ただ、ポケモンGOの売り上げ(課金収益の仕組みと規模)と任天堂への収益への関係性を調べていったところ、信用売建当時(青天井のストレスに耐え切れず返信買をし、本日7/19新高値も含め)の株価はかなりの割高だという結論に至り、信用売を建てた。


まず任天堂の収益にどのくらい影響するのか試算するために、ポケモンGOの売り上げの予想について計算してみよう。
アメリカでは公開から4日で14億円を売り上げたと報道があり、アメリカ国内だけで1000億円規模の売上、日本でも同程度のパズドラやモンストが1500億円程度の売り上げを見せたことから同程度と少なくとも見積もれるだろう。また欧州やアジア圏内でも同様に人気が出ていることから500億と見積もり、合計2000億~3000億円の売り上げにつながると予想される。

マッコリー(Macquarie Capital Securities)アナリストからの引用として、配分は
30%:Apple or Google(プラットフォーム提供会社)
30%:Niantic(開発元)
(出資比率Google 25%, 任天堂 約26%, ポケモン 約26%と報道あり。)
(引用元:https://charingress.tokyo/5924)
30%:㈱ポケモン(任天堂の32%持分法適用会社)
10%:任天堂

となる。

上記の配分からポケモンGOにおける任天堂の売上高比率は30%x26%+30%x26%x32%+30%x32%+10%=29.9%となり、売上高は598~897億円となる。
ケーム運営経費(正確にはNianticに発生する費用)をこの売上高の4割と見積もると、税引き前利益は598~897億円x60%=359~538億円となる。ここに法人税率40%を差し引くと最終的な税引き後利益は215~323億円となる。
つまり、ポケモンGOのアプリから発生する任天堂に影響する売上高は897億円、最終税引き後利益は323億円程度と見積もられる。
これに、任天堂が販売予定の関連商品 ポケモンGO PLUS(35ドル販売予定)などの器械の利益が上乗せされる。世界で1000万個売れたとして、
•売上=35ドル×1000万=350億円
•利益率を4割とすると=210億円
•税引き後利益=126億
となる。

最終的に私見で見積もられる任天堂の税引き後利益は323億円+126億円=450億円となる。そして現在予想されている利益(四季報400億円)にこれらが上乗せされると、約850億円の純利益となる。
7/19での終値における時価総額(換算4兆5008億円)となり、PER52.9倍、PBR3.29倍(注意:期末値PBS利用)となる。
私の売建の日ベースでは7/12終値22840円→時価総額3兆2204億円となり、PER37.8倍となっており、割高だと判断していた。

今でも現在の売建時の時価総額は割高だと思っている。
今回の一番失敗してしまったところは、企業価値を算出したところで、群集は適正価格に収束するのではなく、“あがりそうなものは何か”という人気投票のようなものでること、つまり群集が群集をおびき寄せるネズミ算式の構想に突入しており、算出した企業価値は役にたたないということだ。
企業価値の算出はあくまで、世の中で適正に評価されていない、つまり人々が見向きもしていない企業の収益、資産を適正に算出し、安全域を確保して企業の一部を長期間保有(収益の体質が変わらず好調でありつづけるのであれば永遠に)自分たちの収益の柱、資産の土台として組み入れるためのものである。つまり、上昇相場における企業価値の使い方を間違ってしまったこと、つまり“相場”と“企業の収益・資産”それぞれとの向かい合い方を間違えてしまったことだろう。

上昇はいつ崩れるかはわからない。予想としては近日中に(四半期決算7/27をうけてなど)下落するだろう。売買代金も連日3000億円、3500億円、4000億円と上場銘柄の中で1位をとり続けているが、それはピークを迎えていることのサインでもあるだろう、過去10年の週間出来高を比較しても過去のピークの3倍近くまで積みあがっている、テクニカル指数のボリージャーバンドでも+3σを大きく突き抜けている。いつかは下げると核心があるが、どこまで上がり続けた後に下げ始めるか、不慣れな人気投票にいつの間にか参加してしまっていたことにきづいておらず、予想がつかなくなってしまった。


つまり今回の結果から学んだことは、企業の本質的価値と向かい合い、事業資質に変化がないか向きあわなければいけないところを、ミスターマーケト氏と向かい合ってしまいやり取りをしてしまったことであり、今一度投資スタイルを直さなければいけないということだ。今後任天堂の株価が、明日株価が下がろうが、売建値を下回ろうが、機会損失と思ってはいけない。また値上がったからといって逃げて正解だったという考え方も間違っている。そもそも毎日気まぐれに提示される株価に向かい合ってはいけない。企業の事業本体に向かい合うことを生活の主とし、それが安く、もしくは適正な価格で提示されているかチェックをするときのみ、株価と向き合えばいいということだ。
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